自然な形の火鉢を漆で塗りなおし [塗り直し・修復]

とある寺院の修復中に、物置から現れた、自然身あふれる火鉢。
大きい木を刳りぬき、とてもダイナミックな火鉢です。

syuuhuku_3_1.jpg

修復前の写真です。
天板の部分には我防止のため、麻布が貼ってありましたが、性根がなくなり小さいヒビが全体に入っていました。
一度全て布を剥がして、また1から麻布を貼り漆の下地で固めていきました。

syuuhuku_3_2.jpg

修復後の写真です。
天板は麻布の凹凸を活かして仕上げています。
麻布を貼ることにより、割れ防止と傷も目立ちにくくなるので、とても実用的で扱いやすくなります。
今回の仕上げは、漆らしく艶を高く仕上げて欲しいとのご希望でしたので、ご覧のとおり漆黒の黒鏡のような艶です。(こちらも塗りっぱなしで仕上げています)
艶の調整は可能です。
私的には艶を半分くらい落としたしっとりした仕上がりをお勧めしております。


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