西照寺様修復工事 7 [西照寺様 本堂修復工事]

内陣の宮殿周りが仕上がり、最後に床板に拭き漆をしていよいよ完成!

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正面から

修復前に比べると全体が引き締まり、拭き漆と黒漆のメリハリも出て全体的にうまくまとまりました。

黒漆部分は本堅地仕上げ。
丸柱は埋め木や寄せ木がしてあったため麻布を貼って同じく本堅地で下地。
黒漆塗りたて(塗りっぱなし)仕上げ。8分艶
1号色金箔仕上げ

木部は下塗り後、拭き漆3回仕上げ(正面の一部4回)


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側面から

絵襖の框も外して古い塗料研磨後に本堅地、黒漆仕上げ、縁に1号色の金箔仕上げ。


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内陣、外陣ともに合板の板を外し、無垢の杉板に3回拭き漆をして仕上げました。
格子は透き漆を塗ってメリハリを出しています。

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仏間部分の床は、隙間が出ないように木地調整を行った後、全体に麻布を貼り、布目調の仕上げになっています。
布目調にすることにより強度が上がるのはもちろんのこと、傷がつきにくく、傷も目立ちにくいという特性があります。


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内陣の床板は栗材に拭き漆4回仕上げになっています。
しっとりと落ち着いた艶で全体を引き立てます。


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