鳴子の寺院本堂を総漆塗りで修復9 [鳴子寺院を漆で修復(本堂)]

2回目の中塗りが終わり、全面水研ぎをした後はいよいよ最後の仕上げ上塗りです。
ちょうど梅雨時期の塗装だったので湿度は良好、温度もほどほど、ただ虫には注意が必要でした。電気をつけての作業になるため塗った面に虫がとまり、さらに歩き回るので、虫が入ってこないように完全に密閉して仕上げに望みました。

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中塗りで一度塗っていたので、乾きのタイミングもバッチリ調整できた漆を塗ることができました。
仕上がりも申し分なく、柱の麻布の模様も美しく表すことができました。
気候と漆の調整は大変難しいですが、ピッタリあったときの仕上がり具合は達成感も倍増です。
タグ:寺院 修復
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鳴子の寺院本堂を総漆塗りで修復8 [鳴子寺院を漆で修復(本堂)]

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中塗り2回目の写真です。

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上塗りの漆の肌具合も見ることもあり、上塗り漆での中塗りです。

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漆の乾燥速度、厚みも申し分なく美しく塗り上げることができました。
ただ中塗りの状態なので、その後もう一度、肌の調子の悪いところがないか確認しながら全面を水研ぎしていきます。
次はいよいよ上塗り(最後の仕上がりです)
タグ: 修復 寺院
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鳴子の寺院本堂を総漆塗りで修復7 [鳴子寺院を漆で修復(本堂)]

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全面目スリ・傷見の作業で、細かい穴や凹みなどの調整が終わったら、全体を水研ぎしていきます。
低い部分や荒れている部分に下地が残り、肌が整います。

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全体の研ぎが終わったら、2回目中塗りに備えます。
基本的に塗りっぱなしで仕上げるので、小さなごみも見逃さないように丁寧に掃除します。
タグ:寺院 修復
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