鳴子の寺院本堂を総漆塗りで修復14 [鳴子寺院を漆で修復(本堂)]

鳴子寺院の丸柱・虹梁の漆修復(金箔仕上げ)

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修復前の写真です。
欅の材料が使われており、クリアの塗装がされていました。
亀裂と凹みを補修した後、丸柱には麻布を巻いて割れ止めを行い、漆の下地(本堅地)で仕上げました。
平面とは違い、丸柱の作業は大変です。
平らな柱であれば1面ずつ作業ということも出来ますが、丸柱は一気に作業しなければならないので高い技術力が必要になります。

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漆でしっかりと下地した後は紅柄で中塗りしていきます。
こうすることにより金の発色がよく仕上がります。
今回はつなぎ目を少しでも出さないようにと直径12cmほどの大き目の金箔を貼って仕上げました。

ziinn_touseiin_33.jpg

左側の金色の建物「空伝」は周りの漆が仕上がってから運び込まれ組み立てられました。
やはり黒と金の相性は抜群です。
金箔の下も周りの柱と同様しっかりと仕上げてあります。
タグ: 修復 社寺
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