鳴子の寺院本堂を総漆塗りで修復3 [鳴子寺院を漆で修復(本堂)]
角の補修、平面が大体取れたら、今度は割れ防止のため柱1本1本に麻布をグルッと漆と米のりを混ぜたもので貼り付けます。
漆には高い接着能力があるので、これで割れをしっかりと保護してくれます。
立柱には麻布を、長押の下の埋め木をした部分には寒冷紗を貼り共に割れの防止処置を施します。麻布にも色々な種類がありますが、太くて丈夫な麻を使用しているので、漆も多く使用しますが、強度が違います。
見えない部分になるんですが、目に見えないところほどしっかりと!
柱全ての布貼りが終わりました。
十分漆を乾燥させてから今度は、はみ出した余計な部分の布切り、下地と続いていきます。
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